私の推し その2~BUCHI製ダイアフラムポンプ~

02_分析装置の話

始めに言いますが、サムネイルにあるこのBUCHI製ダイアフラムポンプ。
他のダイアフラムポンプと比べるとお値段いい感じになります。
でも、ランニングコストを考えるとダイアフラムポンプはBUCHI製!!
と言いたくなる理由やおすすめポイントをお伝えできればと思います。

ちなみに、私はV-100もV-300も実際に使用したことがあります。
使用してみたからこその感想だとも言えるので参考になれば幸いです。

ダイアフラムポンプって何?

あ、これについてはGoogle先生が詳しいと思います。
簡単に言うと、オイルなしで動く真空ポンプです。(笑)
減圧になります。使用用途は、エバポレーターのポンプに使ったり、
蒸留のポンプに使ったりします。

BUCHIって?

BUCHIさんは、ドイツのメーカーです。
エバポレーターを始め、他の実験器具も製造をしていらっしゃいます。
詳しくBUCHIさんについて知りたい方は、HPがあるので
Google先生から飛んでご覧ください。

【確信!】なぜBUCHI製なのか?

理由は、このダイアフラムポンプ、
有機溶媒(アセトン、エタノール)で内部を張り巡らすチューブ内を洗浄できます。
つまり、洗えるんです。

これは、メーカーの取説内にあるメンテナンスの項目にも正式に含まれていています。

洗えるダイアフラムポンプって他のメーカーから出されていますか??
いくら探しても見つからないんです。
もし、私が知らないだけでしたら教えて頂きたいです。

洗えることがなぜいいのか?

え、洗えるんですよ??
これで、この素晴らしさが伝わった方は、
同じ実験室をきれい維持したい人だったりするんじゃないでしょうか。

ダイアフラムポンプや真空ポンプは、乾燥や蒸留のために
有機溶媒を大量に吸います。ある程度は、冷却器で気化した溶媒が液体になるのですが、
ポンプ内にも多少はこの溶媒たちが残存し続けます。そして、微量ずつポンプ内部の
チューブ内を汚染し始めます。

アセトンやメタノール、クロロホルムなど、
明らかに溶媒として扱われているものであれば、
沸点はそこまで高くないので気にしなくていいのですが。。。

蒸留となってくると、高沸点のものも扱います。
これが汚染率が高い物質になるのです!!
この汚染が蓄積されると減圧度が低くなってしまいます。
簡単に言うと、ポンプ内が汚れると真空にする力が弱くなるんですね。

なので、これをアセトンやエタノールで内部を洗えるということは、
ポンプの真空度が保たれ、長く使えるので、結果ランニングコスト安いぜ!!
という話なのです。

最後に・・・

どんだけ、コスト抑えられるかは、目的の真空ポンプの値段で変わってきます。

ちょっとラボスケールをろ過するだけなら、
このダイアフラムポンプはオーバースペックかもしれません。

あくまで、エバポレーターや蒸留の際の真空ポンプとして
BUCHI製のダイアフラムポンプがいけてるよ!!と言いたい感じです。

というわけで、勝手に自分が推している真空ポンプである
BUCHI製ダイアフラムポンプV-100,V-300をご紹介しました!!!

詳しい仕様はGoogle先生から飛んでご覧ください。

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