私の推し器具その1~ロートアダプター~

01_好きな実験道具の話

ただし、シリコン製に限る!!

サムネイルから見えるように、カラフルなアダプターである。
類似したもので、黒色のアダプターがあるが、あれは合成ゴム製なので
お勧めしない。
私がお勧めするのは、合成ゴムより2倍は高いけどその価値はある!と言いたい
カラフルなシリコン製ロートアダプターである。

黒いやつ(合成ゴム製)もありますよね?

有機化学じゃなければ、有機溶媒もたかが知れているし、
合成ゴムでもいいんでね?と思う生物化学系の方はいるかもしれない。
しかし、その人がもし、10, 20, 30, 50mLといったナスフラスコ等を使用するなら、
絶対シリコン製のアダプターをお勧めしたい。

理由は、漏斗につけるアダプターとしての機能以上のところで、
ちょっと小さなナスフラスコを置きたいと思った際にシリコン製安定感
半端ないのである。

合成ゴムでもちょっとナスフラスコを置くことはできる。
が、そのナスフラスコはそれまでオイルバスに使っていたのでぬるぬるしていた
なんてことは、実験していればざらにあって、
そんな状態でこの合成ゴムのアダプターの上に置いた日には・・・
ナスフラスコが傾き中身が漏れ出し、何とも言えない
悔し涙を流すことになるだろう。

それが、シリコン製のアダプターであれば、ちょっとぬるついても
合成ゴムの比にならないくらいのフィット感なのだ。

ロートアダプターにフラスコのせること自体について

そもそも、ロートアダプターにナスフラスコを乗せるなよと
思う方もいらっしゃるかもしれないが、

あの小さな口(TS15)をクランプに止めるとき、
めちゃくちゃねじを回さないといけないし、
正直、面倒臭いと私は思う。

本当に長時間置いてたい場合は、クランプを使えばいいが、
再沈殿でろ過している途中や実験の途中ですぐ別の容器に
移すようなときは勘弁してもらいたい
のが、現場の声である。

リスク回避のためにもシリコン製を!!

だから、そんなとき合成ゴムのアダプターにポンと置いたら
こぼれるリスクしかないので、
結論的に、ロートアダプターは実験器具界では安い部類なので、
どうせ買うならシリコン製のロートアダプター一択である。


皆さんが化学エンジニアで、まだ黒色の合成ゴムのアダプターを
使用しているなら、しれーとマイ器具をシリコン製にすり替えることを
お勧めする。

とまあ、一つロートアダプターをとっても
合成や研究分野には人それぞれお気に入りの器具が存在する。
今後も私の推し器具をご紹介できれば幸いです。

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