たかが撹拌子。されど撹拌子。

01_好きな実験道具の話

撹拌子って何?

もしかしたら、このページをご訪問された方に、この質問があるかもなのでお答えします。
簡単に示すと上のサムネイルにある画像の白い棒のことですが、詳しくは…

攪拌子(かくはんし、英語: Stirring bar[注釈 1])とは、何らかの容器に入れ、マグネチックスターラーに置き回転させて液体の攪拌に用いるチップのことである。また、英語での読み、スターラーバー(スターラー・バー[1])やスターラーチップ[2]と呼ぶ場合もある。また、攪拌するときに回転することから、回転子とも呼ばれる[3]

攪拌子の中には磁石が入っており、容器に入れるとマグネチックスターラーの中の磁石とその磁石が反応し、マグネチックスターラーのスイッチを入れるとマグネチックスターラーの中の磁石が回りはじめ、それによって攪拌子も回って液体が攪拌されるという仕組みになっている。

引用元:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より

はい、つまり、磁石の棒です。
これが、ガラス容器の中でくるくる回ります。下の図みたいな、ガラスの器具の中で回ります。
大きいもので5㎝位で、普通は3㎝程度のものを実験室では使うことが多いです。
※5㎝の撹拌子は大きい。理由は中規模の1Lのフラスコとかで使用するため、ラボスケールではないのです。

この撹拌子がなぜ重要なのか。。。

こいつ、年代物になってくると回らない撹拌子が出てくるんです
そう。当たり、ハズレが出てくるのです。


よーし!!実験するぞー!!って色々な化学物質を入れて、
さあ、撹拌子を回そうとして機械のレバーを回しても、うんともスンとも言わない。

いやーーーーー!!

これが空気中でOKな反応ならまだ、撹拌子を交換するだけでいいのですが、
空気がアウトなものなら、少し頭を悩ますもの。

ちなみに3Lクラスのフラスコを混ぜようとすると、磁力で撹拌させることは難しいので、メカニカルスターラーという物理的に撹拌棒を使って混ぜます。

悲劇!この撹拌子に当たると凹む

ズバリ。フラスコの中で無造作に暴れる撹拌子です。
人間、撹拌子が回らないと、どんどん磁力をあげて回らないかな?と試します。

そんな時、いきなり狂ったように動き出す撹拌子がたまにいます。
こいつに当たったら、最悪、フラスコにヒビが入ったりして心が折れます

小さい撹拌子なら暴れだしてもガラスの方が強度が高いので、ヒビが入る可能性は低いですが、これが300, 500, 1000mLスケールのフラスコで大きめの撹拌子を使っていると、
ぐんとヒビが入る可能性は高くなります。

これね、地味すぎて凹むんです

だから、撹拌子は撹拌子自体の磁力を保つためにも、くっつけずに個々に保管したり、
反応の前には空の容器に入れて回るか確認したり、地味にミスを防げるといいですよね。

そんな救世主の撹拌子!!

正直、ここまで、地味なミスをしないために、撹拌子は回るか確認してから実験しようね!という話をしてきましたが、当の私は相当な面倒くさがりです

学生時代は見た目のきれいな撹拌子に騙されて、何度もハズレな撹拌子を使用したものです。(´・ω・`)

そんな面倒くさがりな私がおすすめする撹拌子は。。。
真ん中に黒チョボが入っている超強力撹拌子です!!
※(サムネイルにある撹拌子ですよ)

いやーこれは素晴らしい!!(笑)
今まで、この撹拌子を使っていてハズレ率がぐんと抑えられて、
1Lのナスフラスコで撹拌子を回したいときは、これ無しでは不安で仕方ありません!!

どっかのセールスみたいなキャッチコピーを並べましたが、
騙されたと思って、この黒●付の撹拌子をお手に取って見て下さい。

ちょっと高いけどね。でも、その磁力の耐久性はイケてると
私は思います。(笑)

以上です(/・ω・)/

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